くるぶし(外果)に痛みがある場合に考えられる原因と対処法|鹿児島つながり整骨院・柔道整復師が解説
2025/12/05
くるぶし(外果)に痛みがある場合、さまざまな原因が考えられます。それぞれの原因・症状と、適切な対処法・治療法を解説します。

1. 捻挫(足関節外側靱帯損傷)
足首捻挫の原因
足首を内側に強くひねると、足首の外側にあり安定性を保つ外側靭帯(前距腓靱帯・踵腓靱帯など)が損傷して、炎症や腫れが生じる。
足首捻挫の症状
・ 外くるぶし周辺の腫れや内出血
・ 痛みにより歩行困難
・ 足首を動かすと痛みが強くなる
足首捻挫の対処法
・ RICE処置(Rest:安静、Ice:冷却、Compression:圧迫、Elevation:挙上)を48時間継続
・ 包帯やテーピングでの固定
・ 安静期のあとの可動域訓練、筋力トレーニング
足首捻挫の治療
・ 炎症がひどい場合は整形外科で検査(X線・MRIなど)
・ 整骨院での施術(高周波電気療法や手技療法で炎症を軽減)
・ 足底アーチの調整(インソール「アシトレパーソン」の活用も有効)
2. 腓骨筋腱炎(ひこつきんけんえん)
腓骨筋腱炎の原因
ランニングや歩行時の過負荷、足のアーチ(土踏まず)が潰れて足首が過剰に内側へ倒れ込む(オーバープロネーション)により腓骨筋腱が炎症を起こす。
腓骨筋腱炎の症状
・ 外くるぶしの後ろや外くるぶしの下の痛み
・ 階段の昇り降りや長時間の歩行で悪化
・ 足首を外に動かすと痛みが出る
腓骨筋腱炎の対処法
・ 過剰な負荷を避け、ストレッチや軽いマッサージで筋肉を緩める
・ アイシングで炎症を抑える(1回15分程度、1日3〜4回)
・ テーピングやサポーターで腱の負担を軽減
腓骨筋腱炎の治療
・ 整骨院では、筋膜リリースや電気療法を用いて回復を促進
・ 足のアーチを適切に保つため、インソール「アシトレパーソン」を推奨
3. 腓骨疲労骨折
腓骨疲労骨折の原因
スポーツの練習(ランニングやジャンプの繰り返し動作)などによる過度な負荷で、腓骨の疲労骨折が発生。
腓骨疲労骨折の症状
・ 運動後に痛みが強くなる
・ 休んでも痛みが続く
・ 圧痛があり、歩行時に響くような痛み
腓骨疲労骨折の対処法
・ とにかく安静(2〜6週間の休養)
・ 体重をかけないよう松葉杖やサポーターを使用
・ 栄養管理(特にカルシウム・ビタミンDの摂取)で骨の回復を促す
腓骨疲労骨折の治療
・ 医療機関でレントゲン・MRI検査を実施
・ 整骨院では、超音波療法や電気治療で回復を促進
4. 腓骨神経障害
腓骨神経障害の原因
長時間の正座や足組み、膝の外傷が原因で膝の外側から足首へとつながる腓骨神経が圧迫され、外くるぶし周辺に痛みやしびれが発生。
腓骨神経障害の症状
・ 正座やしゃがみ込むと足がしびれる
・ 足首や足の指が上がらない(下垂足)
・ すねの外側や足の甲のしびれ・感覚の低下
腓骨神経障害の対処法
・ 正座や長時間の座位を控える
・ ストレッチやマッサージで神経の圧迫を軽減
・ 温熱療法で血流を改善する
腓骨神経障害の治療
・ 整骨院では、トリガーポイント施術や高周波電気療法を実施
・ 神経圧迫がひどい場合は整形外科での診察を推奨
5. 変形性足関節症
変形性足関節症の原因
長年の負担や外傷の影響で、足関節の軟骨がすり減り、炎症や痛みが生じる。
変形性足関節症の症状
・ 朝起きたときや運動後に痛みが強くなる
・ 足首が硬くなり可動域が狭くなる
・ 動かすとゴリゴリ音がすることも
変形性足関節症の対処法
・ 過度な運動を避け、足首のストレッチや軽い運動で関節の動きを維持
・ ダイエットで体重を減らし関節の負担を軽減する
・ サポーターやインソール(アシトレパーソン)で足のバランスを改善
変形性足関節症の治療
・ 整骨院では、関節の調整や筋肉の柔軟性を高める施術を実施
・ 炎症が強い場合は整形外科での診察も考慮
まとめ
外くるぶしの痛みは、捻挫や腓骨筋腱炎、疲労骨折などが主な原因として考えられます。特にスポーツや日常動作の影響を受けやすい部位なので、適切な処置を早めに行うことが重要です。
鹿児島市・姶良市のつながり整骨院では、多くの臨床経験とスポーツトレーナーの経験から外くるぶしを含む足首の症状に対応します。筋肉・骨格を正常にするメニューがそろっていますので安心してご相談ください。
また、大好評のインソール「アシトレパーソン」は足アーチ(土踏まず)をサポートし、足の負担を減らし、再発予防になります。症状が気になる方は、お気軽にご相談ください!