つながり整骨鍼灸院グループ

ご予約お問い合わせ

筋肉のけいれんは熱中症の初期症状?大量に汗をかいた後に必要な水分・塩分補給

暑い日に運動や屋外作業をしていると、突然ふくらはぎや太ももがつることがあります。

「運動で筋肉が疲れたのかな」
「少し休めば治るだろう」

このように考える方も多いかもしれません。

しかし、暑い場所で大量に汗をかいた後に起こる筋肉のけいれんは、熱中症の初期症状の可能性があります。

特に、水やお茶を飲んでいるのに足がつる場合は、身体の水分だけでなく、汗と一緒に失われた塩分や電解質が不足しているかもしれません。

今回は、熱中症が起こる仕組みと、大量に汗をかくとなぜ筋肉がけいれんするのか、症状が出たときに何をすればよいのかを、わかりやすく解説します。

熱中症はどのようにして起こる?

私たちの身体には、体温を一定に保つ働きがあります。

暑い場所にいるときや運動をしたときは、身体の中に熱がたまります。そこで身体は、皮膚の近くに血液を集めたり、汗をかいたりして、熱を外へ逃がそうとします。

汗が皮膚の表面から蒸発するときに、身体の熱も一緒に奪われます。これによって体温が上がりすぎるのを防いでいるのです。

ところが、気温や湿度が高い場所で長時間過ごしていると、汗をかいても熱をうまく逃がせないことがあります。

さらに、大量の汗によって体内の水分や塩分が失われると、身体の中のバランスが崩れます。その結果、体温の調節がうまくできなくなり、めまい、頭痛、吐き気、だるさ、筋肉のけいれんなどが起こります。

これが熱中症です。

熱中症は、炎天下の屋外だけで起こるものではありません。風通しの悪い体育館、冷房を使っていない室内、湿度の高い作業場などでも発生します。

なぜ大量に汗をかくと筋肉がけいれんするのか

ここが今回、最も知っていただきたいポイントです。

汗をかくと身体から水分が出ていきますが、失われるのは水分だけではありません。汗には、ナトリウムを中心とした塩分や電解質も含まれています。

電解質とは、身体の中で神経や筋肉の働きを助ける成分です。

私たちが腕や足を動かすときは、脳や神経から筋肉へ「縮んでください」「緩んでください」という合図が送られています。電解質は、この合図を正しく伝えるために欠かせません。

ところが、大量の汗をかいて電解質が不足すると、神経と筋肉の連絡が乱れやすくなります。

すると、筋肉が自分の意思とは関係なく急に縮み、うまく緩めなくなることがあります。これが、暑い環境で起こる筋肉のけいれんです。

特に起こりやすい場所は、次のような大きな筋肉です。

  • ふくらはぎ
  • 太ももの前側や後ろ側
  • お腹
  • 背中

筋肉が硬く盛り上がり、強い痛みを感じることもあります。一般的な「こむら返り」のように見えるため、熱中症とは気づかないケースも少なくありません。

水だけをたくさん飲めば大丈夫?

汗をかいたときに水分を補給することは、とても大切です。

ただし、大量に汗をかいた後に水やお茶だけを飲み続けると、失われた塩分を十分に補えないことがあります。

身体には、水分と塩分の濃さを一定に保とうとする働きがあります。塩分が不足した状態で水だけを大量に飲むと、体内の塩分がさらに薄くなり、筋肉のけいれんや体調不良につながることがあります。

もちろん、日常生活で少し汗をかいた程度なら、毎回特別な塩分補給が必要なわけではありません。普段の食事をとっていれば、必要な塩分の多くは補えます。

一方で、スポーツや屋外作業などで汗を大量にかいた場合は、水分と一緒に適度な塩分や電解質を補うことが重要です。

筋肉がけいれんしたときにすること

暑い場所で筋肉のけいれんが起こったら、まず運動や作業を中止してください。

「もう少しだけ頑張ろう」と無理をすると、熱中症が進行するおそれがあります。

1.涼しい場所へ移動する

冷房の効いた室内や、風通しのよい日陰へ移動します。

衣服やベルトを緩め、ヘルメットや厚手の上着などは外しましょう。身体にたまった熱を逃がしやすくします。

2.身体を冷やす

首の周り、脇の下、足の付け根などを冷やします。

冷たいペットボトルや保冷剤を使う場合は、タオルなどで包んでから当てましょう。皮膚へ直接長時間当てないように注意してください。

3.水分と塩分を補給する

自分で飲める状態であれば、経口補水液やスポーツドリンクなどで、水分と電解質を補給します。

食事ができる状態なら、塩むすび、みそ汁、梅干しなどを利用する方法もあります。ただし、塩だけを大量に食べるのではなく、水分と一緒に適量を補うことが大切です。

熱中症の予防方法や応急処置については、厚生労働省「熱中症予防のために」でも確認できます。

4.つった筋肉をゆっくり休ませる

けいれんしている筋肉を強くもんだり、無理に引っ張ったりするのは避けましょう。

痛みが落ち着いてきたら、反動をつけず、ゆっくり伸ばします。症状が治まっても、すぐに運動や作業へ戻らず、涼しい場所で休んでください。

自分で水分を飲めないときは救急要請を

筋肉がつっただけで、意識がはっきりしており、水分を自分で飲める場合は、涼しい場所で休んで水分と塩分を補給します。

しかし、次のような症状がある場合は注意が必要です。

  • 呼びかけへの反応がおかしい
  • 返事の内容がいつもと違う
  • まっすぐ歩けない
  • 強い頭痛や吐き気がある
  • 飲み物を自分で飲めない
  • 飲んでも吐いてしまう
  • 全身がけいれんしている
  • 身体が非常に熱い
  • 休んでも症状が改善しない

このような場合は、重い熱中症の可能性があります。無理に飲み物を飲ませず、救急車を呼びましょう。

筋肉の一部がつる「熱けいれん」と、意識を失って全身がガクガクする「全身のけいれん」は、同じように考えてはいけません。

判断に迷った場合も、早めに医療機関や救急へ相談することが大切です。

熱中症を防ぐには、汗をかく前から準備する

熱中症対策は、症状が出てから始めるものではありません。

運動や屋外作業をする前から水分をとり、途中でもこまめに休憩しましょう。のどが渇いたと感じたときには、すでに水分が不足し始めていることがあります。

また、次のような日は熱中症になりやすいため注意が必要です。

  • 睡眠不足の日
  • 朝食を食べていない日
  • 風邪や下痢などで体調が悪い日
  • 前日にお酒を飲みすぎた日
  • 急に暑くなった日
  • 久しぶりに運動する日

体調が悪いときは、いつもより短い時間でも熱中症になることがあります。「普段は大丈夫だから」と無理をしないようにしましょう。

まとめ

暑い場所で大量に汗をかいた後に起こる筋肉のけいれんは、熱中症の初期症状かもしれません。

汗によって水分だけでなく、塩分や電解質も失われると、神経から筋肉への合図が乱れ、筋肉が急に縮んだまま戻りにくくなります。

筋肉がつったときは、疲労だけだと決めつけず、すぐに運動や作業を中止してください。涼しい場所へ移動して身体を冷やし、水分と塩分を補給しましょう。

そして、意識がおかしい、自分で飲み物を飲めない、全身がけいれんしているなどの症状がある場合は、すぐに救急車を呼ぶ必要があります。

暑い時期は、水筒だけでなく、休憩できる場所や塩分を補える飲み物なども準備しておきましょう。正しい知識と早めの対応が、熱中症の悪化を防ぐことにつながります。


はじめての方限定!マシンピラティスが特別価格3,000円

アクセスに合わせて9店舗から選べる!

ご予約はこちら

足腰の施術を予約