【鹿児島市】立ち仕事で腰痛・足のだるさが出るのはなぜ?長時間立ち続ける身体への負担
2026/08/20
2026/08/19
「仕事が終わる頃になると腰が重い」
「夕方になると、ふくらはぎがパンパンになる」
「座って休みたいほど足がだるい」
「立っているだけなのに、なぜこんなに疲れるんだろう?」
販売・接客業、美容師、調理師、工場勤務、医療・介護職など、仕事中に立っている時間が長い方には、このような悩みが少なくありません。
重い物を持っているわけでも、激しい運動をしているわけでもないのに、なぜ腰や足がつらくなるのでしょうか。
結論からいうと、「立っているだけ」に見えても、身体の中では筋肉が姿勢を支え続けています。さらに、長時間同じ姿勢が続くことで、足のだるさやむくみを感じやすくなることがあります。
厚生労働省の「職場における腰痛予防対策指針」でも、長時間の立ち作業について、途中で腰掛けて小休止・休息を取れる環境づくりなどが示されています。
今回は、立ち仕事をしている方の「なぜ?」に焦点を当てて、腰や足にどのような負担がかかっているのかをわかりやすく解説します。
立ち仕事は「何もしていない状態」ではありません
じっと立っている姿を見ると、一見すると身体を使っていないように見えるかもしれません。
しかし実際には、身体が前後左右に倒れないように、
- 腰や背中
- お尻
- 太もも
- ふくらはぎ
- 足裏
など、多くの筋肉が姿勢を支えています。
歩いているときは身体のさまざまな場所が動きますが、同じ場所で立ち続ける仕事では、似た筋肉を使った状態が長時間続きやすいのが特徴です。
つまり、
「動いて疲れる」のではなく、「同じ状態を保ち続けて疲れる」
ということが起こります。
厚生労働省も、立ち作業では拘束性の強い静的な立位姿勢や、不自然な姿勢が腰への負担となり得ることを指摘しています。
なぜ立ち仕事で足がむくんだり、だるくなったりするの?
立ち仕事の方からよく聞くのが、
「夕方になると靴がきつく感じる」
「ふくらはぎが張って重い」
「仕事が終わると足を上げたくなる」
といった足の悩みです。
足の血液は、心臓へ戻っていかなければなりません。
このとき大切な役割をしているのが、ふくらはぎの筋肉を動かすことです。
歩いたり、足首を動かしたりすると、ふくらはぎの筋肉が収縮します。一方で、同じ場所で長時間立ち続けていると、歩いているときに比べて足首やふくらはぎを大きく動かす機会が減ります。
医療機関の説明でも、”足のむくみ”や”だるさ”は長時間立っていた後や夕方に出やすいことが説明されています。
つまり、
「立っている=足を使っている」
けれど
「立っている=十分に足を動かしている」ではない
というところがポイントです。
仕事中ずっと立っているのに、「運動不足」と同じように足が重く感じることがあるのは、この違いも関係しています。
足が疲れてくると、腰までつらくなるのはなぜ?
立ち仕事による腰のつらさを、
「腰だけの問題」
として考えてしまう方は少なくありません。
しかし身体の土台、”足元”が腰のつらさに大きく関係します。
足が疲れてくると、人は無意識に少しでも楽な姿勢を取ろうとします。
例えば、
「右脚で立っているのが疲れたから左脚に体重をかける」
「腰が疲れたからお腹を前に出すように立つ」
「カウンターがあれば身体を預ける」
といったことです。
その瞬間は楽に感じても、同じ立ち方が長時間続くと、腰やお尻など特定の場所へ負担が偏ってしまうことがあります。
つまり、
立ち仕事
↓
足が疲れる
↓
楽な立ち方を探す
↓
身体の使い方が偏る
↓
腰やお尻にも負担がかかる
という流れが起こることがあります。
だからこそ、立ち仕事による腰痛を見るときには、腰だけでなく「どう立っているのか」「足元をどう使っているのか」まで考えることが大切なのです。
「立ちっぱなし」と「歩きっぱなし」は身体への負担が違う
同じ数時間でも、
ずっと歩いている仕事と
同じ場所で立ち続ける仕事では、
身体の使い方が違います。
歩いていると、左右の脚を交互に動かし、膝や足首も曲げ伸ばしします。
一方、レジ、受付、調理、製造ラインなど、限られた範囲での立ち仕事では、身体を大きく動かさず同じ姿勢になりやすくなります。
厚生労働省でも、立ち作業に伴う足腰への負担を減らす方法として、作業時間の見直しやこまめな休憩、作業中に利用できる椅子の設置などを挙げています。
つまり大切なのは、
「何時間立っているか」だけではなく、「その時間にどれくらい姿勢を変えたり身体を動かしたりできているか」
という視点です。
立ち仕事の途中でできる小さな工夫
仕事そのものを変えることは難しくても、同じ姿勢を続ける時間を少し減らすことはできます。
例えば、
- 可能なタイミングで数歩歩く
- 足首を動かす
- かかとを軽く上げ下げする
- 休憩時には座って足を休ませる
- 同じ姿勢を長時間続けない
といった方法です。
大切なのは「良い姿勢をずっと頑張って維持する」ことではありません。
一つの姿勢に固定し続けないことも、身体への負担を減らすうえで大切です。
つながり整骨院では「腰だけ」を見ないようにしています
立ち仕事で腰がつらいからといって、腰だけに原因があるとは限りません。
つながり整骨院では、症状のある場所だけでなく、
- 腰やお尻の筋肉の状態
- 股関節の動き
- 足首の動き
- 左右の身体の使い方
- 普段の立ち方
- 仕事中に多い動作
なども確認しながら、身体に負担がかかっているポイントを探していきます。
同じ「立ち仕事で腰がつらい」という方でも、美容師の方と販売員の方、調理の仕事をする方では、立つ場所や動き方、身体の使い方が異なります。
そのため、生活や仕事内容まで含めて身体を見ることが大切だと考えています。
腰痛や足のだるさが繰り返し気になる方は、「立ち仕事だから仕方がない」と我慢を続けず、一度身体の状態を確認してみるのも一つの方法です。
ただの「立ち疲れ」と決めつけない方がよい症状もあります
足のむくみすべてが立ち仕事だけで起こるわけではありません。
特に、
片脚だけが急に腫れた、赤みや痛みが強い、急に息苦しくなった、胸が痛む
などの場合には、深部静脈血栓症や肺塞栓症など、医療機関での確認が必要な病気が隠れている可能性があります。こうした場合は整骨院よりも医療機関への受診を優先してください。
さいごに
今回お伝えしたように、立ち仕事による腰痛や足のだるさは、
「長時間立っていること」だけでなく、その間にどのような立ち方をしているか
も重要です。
実は、疲れてくるほど人は無意識に、
片脚に体重をかける
お腹を前に出す
腰を反らせる
何かにもたれかかる
といった「楽な姿勢」を取りやすくなります。
ところが、その場では楽な姿勢が、長時間続けても身体に楽な姿勢とは限りません。
次回の第2弾では、
「立ち仕事で腰が痛くなる姿勢とは?片脚重心など無意識にやりやすい立ち方」
をテーマに、普段の仕事中にどんな立ち方をしているか、自分でチェックできるようにわかりやすく解説します。
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